711個の戯れ言

加藤シゲアキくんが好きな主婦

ありえない夢の続き 君と掴みたかった

だいたいの年齢がバレてしまうと思うが、わたしがジャニヲタになってもう18年が経つ。



小学生からジャニヲタ。



もう人生の半分以上をジャニーズと過ごしてきた。

中でもNEWSは結成したデビュー会見のWSをビデオに全て収めたほどあの時から好きだった。






それは今でも変わらず、今回だって祝うべく味の素スタジアムへと向かった。






15年経って当たり前だが、わたしも随分見た目も歳をとった。


小学生、中学生、高校生、大学生、社会人そして、今結婚し主婦となって子供までいる。その間ずっとNEWSを応援してきた。




習い事だったピアノや水泳も、バイトも仕事も、もちろん結婚生活も、何ひとつとしてNEWSを好きだったことよりも長く続けてきたことは何もない。


彼らの出演番組をチェックし、出ている雑誌を読み、彼らの音楽を聞き、彼らが幸せであることがわたしの幸せだった。ずっと生活の一部だった。






そんな大好きな彼らの記念すべき15年を祝う晴れ舞台が味の素スタジアムだ。






そんな晴れ舞台の前に


未成年飲酒


という、問題が出てきた。


どう考えても身から出た錆。

未成年飲酒で活動自粛をしていたグループだったからこそ、本当はこんな問題起きて欲しくなかった。

ただ、起きてしまった以上は未成年だと知らなかったなど弁解せずにただひたすら謝って欲しかった。

未成年とお酒を飲んでしまったこと、一人の社会人としてお酒を促す行為は間違っていたということ、そして何よりもアイドルにも関わらず女性との飲酒しているという事実がこの世の中に出回ったこと。



キャスターとして、コメンテーターとしての言葉よりも先にアイドルとして謝って欲しかった。

ごめんなさいというその一言だけで良かった。応援してきたヲタクに対しての言葉が欲しかった。





でも、それはなかった。


さすがにラジオでくらい……と思っていたが、それもなかった。忘れた頃にwebで書いて終わりですか?それでもういいんですか?





正直今でも事務所、本人達の対応には納得がいかない。間違っていたと思う。




でも、そんな問題はなかったかのように味スタははじまり、幕を閉じた。




味スタで涙頂戴、謝罪祭りは見たくなかった。

でもね、ヲタクの前では何も言及せずにshareや愛言葉歌えるのに、報道陣の前では謝罪できるんですね。





「もう二度と泣かさない」

よく歌えるよ


何回泣かせてきたの。









「0からだって終わりじゃないさ」



確かにそうだ。




メンバーが未成年飲酒で減っても、活動休止になっても、ソロをしたいというメンバーが減っても、変わらず応援をしてきた。

メンバーが減る度に、もっと応援してあげたい!そう思ってやってきた。

メンバーが減る度に強くなって、歌やダンスが上手くなって、減った方がいろんなことできるじゃん!とヲタクに夢を見せてくれて、思わせてくれる彼らが大好きだった。



「シゲ仕事あるの?」

「あれ山Pいないの?終わったね」

「テゴマスとエブリの小山とあとは?」

「歌はテゴマスしか上手くないじゃん」


周囲や世間に何を言われても

加藤くんなら大丈夫。わたし加藤くんがそしてNEWSが好きだから。

と言ってきたし、思ってきた。それは紛れもなく本音だった。






だけど、なぜか今回は少し難しい。


「どうしてアイドルとして終わっている彼らをまだ応援するの?」


そういう世間の声に返す言葉が見つからない。




アイドルだから、女と飲みに行くななんて言わない。

アイドルだから、セフレがいたらだめなんて言わない。


わたしだってそんなことはわかってる。

わたしだって結婚もしてるし、リア恋というわけではない。


だけど、アイドルたるもの夢を見せ続けて欲しい。

彼女ができてもわからないようにして欲しいし、結婚しても結婚生活は謎のままにして欲しい。


そうヲタクが思っては生きにくいですか?








味スタに行って気づいた。

加藤くんが変わらず好きだ。

EPCOTIAから数ヶ月で痩せてさらにかっこよくなったこと、数ヶ月でさらに歌が上手になったこと、数ヶ月でまた表現が豊かになったこと。たくさんまた好きになった。




何度でも彼に恋をするし、

何度でも彼を好きになる。





ただ、昔とは違う。







彼を純粋に好きだと思っていた3ヶ月前のわたしとは違う。








どうしてただアイドルを好きなだけなのにいろんなことを考えて、辛い思いをしなくてはいけないのだろう。



好きな人が15年後もついてきてと言って、昔なら実際どうかは別としても即答が出来ていたのが、今はついていける自信がないよ…







でもね、そんな見てると辛い彼らを見ないという選択肢はわたしの中にはないんですよ。


だって生活の一部だから。





小山のパンフレットで言った


NEWSは「運命共同体


という言葉。




正直見た時直感で


共同体にするな、お前が離れろ、やめろ


と思っていた。



でも、もしかしたらわたしもその仲間に入れられているのかもしれない。


わたしはこれからも運命共同体でいるのだと思います。幸も苦もともに。